最新公演情報

■「苦労判官大変記」・「琥珀」

　長いコロナ禍からやっと解放され、制約のない舞台表現が可能になりましたことは、表現者の一人として大変な喜びです。
今後、果たしていくつの舞台公演ができるかわかりませんが、いつも「ラストステージ」と自らに言い聞かせながら、 益々感動のできる舞台を創り上げていく所存です。
どうぞ、皆さまには引き続きお付き合いくださいますようお願い申し上げます。
そしてまた、はじめて御覧になられる方も、どうぞ形にとらわれず「物語シアター」を楽しんでいただければ幸甚です。

「苦労判官大変記」は、１０年前に菊の会アトリエで初演して大好評をいただいたコメディーです。
今回は、朗読劇というより、ほぼ芝居です。
主演の弁慶役を、劇団テアトル・エコーで、今や中堅として活躍中の田中英樹さんに演じていただきます。
果たして、どんな弁慶と義経が登場するのか、お楽しみに・・。

もう一作の「琥珀」は「物語シアター」が取り上げる最も頻度の高い作家「浅田次郎」の短編から選びました。
定年を目前に控え、三陸へ一人旅に出た警官。
漁師町で寒さしのぎと喫茶店に入るが、目の前で珈琲を淹れている男は交番の手配書で見慣れたあの男・・・。
警官役には、人気のコント劇団ザ・ニュースペーパーの中心メンバー竹内康明さん。
今回は、男のわびしさと矜持を体現。
ニュースペーパーでは見られない新たな一面をご期待ください。
公演回によっては、早々の売り切れが予想されますので、早めのお申し込みをお願い申し上げます。

堀井真吾

 これまでの公演の様子は「実績・本公演」ページでご紹介しております。